先輩の声

入社31年目 K. Iさん

最初は「別の仕事がしたい」とさえ思っていた

私がこの世界に飛び込んだのは18歳、高校を卒業してすぐのことでした。当時は特に「屋根職人になりたい!」という強い志があったわけではありません。正直に言えば、最初はわからないことばかりで、別の職種に転職したいと考えたことすらありました。

入社してまず任されたのは、材料の準備や力仕事といった、いわゆる「体づくり」の基礎。学生時代に部活を経験しましたが、それでも現場のスピードについていくのが精一杯でした。さらに、屋根の上は天候の影響をダイレクトに受けます。夏の照りつけるような暑さや、冬の厳しい寒さ。自然環境の厳しさに、心が折れそうになることもありました。

そんな私が、なぜ今日まで続けてこられたのか。それは、この仕事にしかない「形にする喜び」を知ったからです。

5年目で気づいた「屋根」というキャンバスの面白さ

変化が訪れたのは、入社して5年が経った頃です。仕事の流れや勝手が体に馴染み、自分の手で思った通りの形がつくれるようになってから、仕事がどんどん楽しくなっていきました。

屋根の施工は、一見どれも同じように見えるかもしれませんが、実は状態や構造は、住宅ごとに千差万別です。特に「雨仕舞(あまじまい)」と呼ばれる、雨水を雨樋や地面に誘導する仕組みを作ることは、職人の腕の見せ所です。屋根一つひとつに合わせた最適な施工を追求し、自分の手で形にできたとき、何物にも代えがたい達成感がありました。

現在は親方として現場を任されていますが、今でも「日々勉強」の毎日です。最近では、勾配のない陸屋根への太陽光パネル設置など、新しい時代のニーズに合わせた技術も求められます。ネット社会の今、インスタグラムなどのSNSで最新の施工事例を見て勉強することもあります。「どこまで美しさと機能を追求できるか」。そんな職人としての美学を、見えないところにまで込めるのが今の私のこだわりです。

不器用でもいい。大切なのは「追求したい」という気持ち

これから入ってくる皆さんに伝えたいのは、手先の器用・不器用は全く関係ないということです。性格が明るいかどうかも重要ではありません。ただ一つ、「もっと良くしたい」「技術を追求したい」という真面目な気持ちさえあれば、私が一から責任を持って教えていきます。

過酷な暑さに対しては、空調服の支給やこまめな休憩、水分補給の徹底など、会社としてもしっかりサポートしています。何より、現場には冗談を言い合える仲の良い同僚たちがいます。

最初は興味がなくても構いません。私もそうでした。でも、続けていくうちに「自分にはこれしかない」と思える一生モノの技術が身につきます。そんな仕事の面白さを、ぜひ一緒に味わいましょう。


入社27年目 Y. Iさん

自然と足を踏み入れた、屋根職人の世界

私がこの会社に入ったのは、高校を卒業してすぐのことでした。父が前社長だったこともあり、幼い頃から「将来はこの会社へ」と言われて育ったので、入社することに大きな抵抗はありませんでした。先に2人の兄も働いていたため、ごく自然な流れでこの世界に飛び込んだ形です。

最初の仕事は、屋根の上での力仕事や、親方が作業しやすいように環境を整える準備作業が中心。セメントと砂を混ぜ合わせて「モルタル」を用意するなど、地味に見えるかもしれませんが、家を守る屋根づくりには欠かせない大切な工程です。正直なところ、最初から高い志があったわけではありません。それでも毎日現場に出て、一つひとつの作業を積み重ねていきました。

入社3年目、点と点が線でつながる瞬間

変化が訪れたのは、入社して2~3年が経った頃です。一通りの知識と経験が備わってくると、それまで「言われた通り」に動いていた仕事の見通しが、自分の頭の中で見え始めるようになりました。仕事への積極性が芽生え、自ら動けるようになったのもこの時期からです。

入社して5~6年も経つと、一つの現場を丸ごと任せてもらえるようになりました。現在は親方として現場に立ち、ハウスメーカーさまの案件を中心に、全体の進行を管理しています。

この仕事の何よりの面白さは、一つの現場を自分の計画通り、かつスピーディーに仕上げられた時の達成感です。現場は決して一人では完成させられません。チームで動いているという強い実感があります。最近では、職人一人ひとりの得意分野を見極めて適材適所に配置したり、現場の流れをスムーズにするための「調整役」としての役割に、大きなやりがいを感じています。作業に余裕がある時には、あえて新しい技術にも挑戦してもらうなど、チーム全体の成長を考えるのも私の役目です。

昔ながらの「堅苦しさ」はありません。寄り添って教えます

屋根の仕事といえば、夏の暑さや冬の寒さなど厳しいイメージがあるかもしれません。確かに天候の影響はありますが、今は会社として熱中症対策を徹底しています。空調服の支給はもちろん、現場に出る際には1ヶ月分の飲み物を配布するなど、健康管理のサポートは惜しみません。体力に自信がなくても、慣れていけば十分にやっていける仕事です。

今の私たちの職場は、昔のような堅苦しい師弟関係ではありません。ベテランから若手まで幅広く在籍しており、何でも相談しやすい雰囲気です。私自身、実はあまりコミュニケーションが得意な方ではありませんが(笑)、だからこそ、新人さんが何に困っているか、どう説明すれば伝わるかを常に考え、寄り添って話すように心がけています。

わからないことは遠慮なく聞いてください。前向きな気持ちさえ持ってきてくれれば、全力でサポートします。「まずは3年」続けてみてください。その先には、きっとあなたにしか味わえない仕事の楽しさが待っています。


入社10年目 T. Sさん

広告業界から屋根の世界へ。人生初の転職で味わった「現場」の重要性

私は10年前、広告代理店での20年のキャリアに区切りをつけ、石原瓦工業に中途入社しました。きっかけは、同級生だった石原社長から「営業担当が定年を迎えるので、力を貸してほしい」と声をかけられたこと。それまで転職経験がなかった私にとって、まさに未知の世界への飛び込みでした。

入社後、最初に取り組んだのは「現場研修」です。営業職として20年オフィスワーク中心だった私にとって、屋根の上での作業は想像以上にハードでした。毎日が激しい筋肉痛との戦いで、気づけば体重は10kgも減少。しかし、この3~4年間の現場経験が、今の私の大きな財産となっています。実際に瓦を運び、屋根の構造を肌で知ったからこそ、職人さんの苦労や、お客さまに説明すべき「本当の要点」が深く理解できるようになったのです。

「段取り」がパズルのようにはまる快感

現場経験を経て、現在は現場調査から見積もり、請求業務、そしてハウスメーカーさまとの打ち合わせまで、営業・管理業務を一手に引き受けています。

最初は「何がわからないのかもわからない」という状況で、現場にぶつかっては覚える、という日々の繰り返し。業務の流れを自分なりに確立し、自信を持って動けるようになるまでに2年ほどかかりましたが、今思うと成長のための時間でした。

今のやりがいは、パズルを組み立てるように仕事がスムーズに流れる瞬間です。ハウスメーカーさまから届いた資料をもとに工事資料を作成し、現場を確認して発注。届いた資材を親方に託し、完璧に施工してもらう。この「段取り」がピタリとはまった時、そして何より、雨漏りに困っていた個人のお客さまに「助かったよ、ありがとう!」と笑顔で喜んでいただけた時、この仕事を選んで本当に良かったと感じます。

「体を鍛えたい」「家族との時間を大切にしたい」そんな動機でいい

これから入社してくる方には、まずは健康な体一つで、前向きに飛び込んできてください。屋根の仕事は、お金をもらいながらジムに通っているようなものです。健康的に体を鍛えたい人にはこれ以上ない環境ですし、何より「残業が少ない」ことが大きな魅力です。

太陽が沈み、暗くなれば屋根の上での作業はできません。物理的に仕事が終了するため、プライベートや家族との時間もしっかり確保できます。こうしたワークライフバランスの良さは、前職の広告業界では考えられないことでした。

現場は2~3人のチームワークが基本です。最初は上司や先輩に自分から声をかけるのは緊張するかもしれませんが、それは百も承知です(笑)。私たちが寄り添って教えていきますので、まずは元気な挨拶と「はい」という返事から始めてみませんか。あなたが「一生モノの技術」を身につけ、お客さまに感謝される喜びを知る日まで、私たちが全力でバックアップします。

所在地:新潟県新潟市西区金巻676-1

TEL: 025-377-2201

Email: is.yane*beach.ocn.ne.jp(*を@に変更してください)